大山ケーブルカー

― 大山の自然に輝く ―
江戸時代から続く庶民信仰「大山講」の脚として80有余年の歴史をもつ大山ケーブルカー。50年振りの大規模更新プロジェクト。
14.5度から25.5度に変化する勾配を上下走行する路線の山下には、江の島が浮かぶ相模湾、三浦半島、房総半島、大島までの眺望が広がる。大山の豊かな自然の中、水平距離745m、高低差280mを6分で運行する。新型車両において、乗客がこの秀逸な眺望と密度のある自然環境に包まれる感覚を堪能できることを求めた。
更新プロジェクトは車両のみならず、難工事を経てレール、枕木の入れ替え、架線レスシステム等インフラ側の改修も実現された。安全性、快適性の向上に支えられ、新たなケーブルカーの登場が大山の歴史と自然のもつ観光資源としての価値を大きく高めることになることを期待する。

Oyama Cable Car
– shining in the forest of Oyama –

Type
Cable Car

Location
Kanagawa, Japan

Client
Oyama Kanko Dentetsu Co.,Ltd.

Status
2013-14 Design
2014-15 Manufacture
2015 October, Commercial operation started

Length
1-car, 11.30m

Body Structure
Steel

Design
Noriaki Okabe Architecture Network

Production Design and manufacture
Odakyu Engineering Co.,Ltd.
Kawasaki Heavy Industries, Ltd.
Osaka Sharyo Kogyo Co., Ltd.

Award
*2016 GOOD DESIGN AWARD

Reference
*Shinkenchiku: 2015 12, Shinkenchiku-sha, Japan

Photograph
Hiroki Mikami: No.05, 06, 08, 09

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