中津市総合体育館

― 市民の白い伽藍 ―
スポーツをメインにコンサートやイベント等の多様な市民活動にも利用されるフレキシブルで開放的な建築を目指し、前面に広がるランドスケープと建築の一体化を図った。
競技場アリーナレベルを基準レベル(G.L.)より2.5m下げ、2階の観客席上部レベルを丘のレベルに合わせる事で、建築をゆるやかな起伏の造成された丘に一体的に組み込み、丘の上に白く浮く雲のように軽やかで開放的な建築空間をつくっている。
床下に収納した厚い壁とロールバックチェアの活用により、アリーナ全体がフレキシブルに構成され、屋根は張弦梁トラスの繊細な構造の上に白いテフロン膜を張り、やわらかな自然光に満たされた屋内の活動空間を生み出した。日本伝統建築のもつ端正で細やかな屋根表現を現代的で軽やかな屋根に置き換えて輝きを表現し、「中津市民の伽藍」としての象徴的施設のデザインを目指した。
Nakatsu City Gymnasium (open competition proposal)
– Citizen’s White Cathedral –
Type
Gymnasium
Location
Oita, Japan
Competition Organizer
Nakatsu city, Japan
Status
2004 open competition
final 5 per 37 submissions
Total Floor Area
6,000sqm
Structure
Reinforced Concrete & Steel & Membrane , 2 Stories
Architecture Design
Noriaki Okabe Architecture Network
Collaborators
Van Structural Design (structure)
Es Associates (building service)
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