茅野市市民会館

― 緑に囲まれた市民の居間 ―
250mに及ぶ敷地長さを充分に活かし、建築とランドスケープが統合された環境を含むコンセプトを提案した。樹木や草花、自然の要素を全体計画の主役に置き、建築を自然の景観に溶け込ませる。駅を含む周辺からの全てのアプロ-チは自然と一体化し、使い易く市民に開かれた文化交流受発信の拠点となりうる計画を目指している。
新市民会館の主要施設である大小ホ-ルを南北軸に沿って配置し、小ホ-ルを一層持ち上げてホワイエとロビ-とを一体化した。それにより得られた吹抜空間は、両側にギャラリー及びコミュニティ-施設を直線的に並べることで、市民の文化活動を支援する為のフレキシブルな空間が生まれる。この両翼の空間は、南面の大きなガラスファサード越しに内部から外部へと伸び、緑溢れる「活動の庭」を囲む形で広がっている。
Chino Civic Centre (competition proposal)
– Ctizens’ Living Room in Greeneries –
Type
Culture Complex
Location
Chino, Nagano, Japan
Competition Organizer
Chino City
Status
2001 Competition (8 firms were invited)
Total Floor Area
9,075sqm
Structure
Steel and Reinforced Concrete, 3 Stories
Architecture Design
Noriaki Okabe Architecture Network
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